高度な仕事を担うエンジニアの不足

IT業界では、エンジニアが全体的に不足している状況が続いています。
企業の中には、初心者で業務経験がない人も積極的に募集している企業はたくさんあります。しかしIT業界全体を見ると、高度な仕事を担当できる優秀なエンジニアの不足が嘆かれているのが現状です。
まったくの初心者がすぐに成長し、高度な仕事を担うのは困難です。実際には現場経験を通して実力を磨き、他のエンジニアとは違うスキルを地道に磨いていかなければなりません。
高度な仕事を担えるエンジニアがいなければ新しい価値を生み出すのが難しく、企業としても大きな成功を遂げるのが困難です。そのため、自社で育てるだけでなく、外部からの獲得が積極的に進められています。

特に高度な仕事を担えるエンジニアとして着目されているのが、ジェネラリストとトレンド分野のエンジニアです。
IT業界ではスペシャリストが重宝される傾向が強かったものの、分野の融合が進んできた影響により、ジェネラリストが活用されるようになりました。ジェネラリストを育てるという方向性で社内教育をしていなかった企業が多く、ジェネラリストの採用は活発になっています。
また、AIや5G、VRなどのトレンドの分野で速やかに業務を遂行することができる人材は、新しい技術開発に直結することから重宝されているのが現状です。トレンドのスキルを持っているだけでなく、実務経験があるエンジニアが不足しているため、採用活動でもターゲットにされています。